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more ファイルの内容を1画面ごとに表示する@


コマンドの機能

ファイルの内容を1画面ごとに表示します。「cat」コマンドと違い、表示が複数の画面に及ぶ場合でも、画面は流れません。

コマンドの書式([]は省略可)

more [-dflpsu] [-行数] [+行数] [+/パターン] ファイル

コマンドのオプション

-d ページ停止時にメッセージを表示します。
-f 実際の行数をカウントします。
-l 改ページを表すキャラクター「^L」を無視します。
-p 画面クリアしてページを切り替えます。
-s 連続した空行を1行にまとめて表示します。
-u アンダーラインの表示を禁止します。
[-行数] 一度に表示する行数を指定します。
[+行数] 表示開始行を指定します。
[+/パターン] パターン検索をし、その場所から表示を開始します。
ファイル 表示するファイルを指定します。

表示中に行える操作
SPACE 次のページに進めます。
RETURN 1行進めます。RETURNを入力する前に数字を入力すると、その行数ずつ行送りされます。
/パターン パターンを検索して、その場所に移動します。
n 「/パターン」の検索を再度実行します。
b 前の1画面に戻ります。「2b」で2画面戻ります。
f 次の1画面に進みます。「2f」で2画面進みます。
q 「more」コマンドを終了します。


コマンドの使用例

$ more -20 file1 「file1」を20行ごとに区切って表示します。
$ ls -l | more lsの出力を1画面ごとに表示します。


関連するコマンド

cat less    

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