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less ファイルの内容を1画面ごとに表示するA


コマンドの機能

ファイルの内容を1画面ごとに表示します。「more」コマンドを改良して多機能にしたものです。画面下に表示されるプロンプト「:」の後に「less」用のサブコマンドを入力して操作します。

コマンドの書式([]は省略可)

less [-isSu] [-P パターン] [-x N] [-y 行数] ファイル

コマンドのオプション

-i 検索時に大文字、小文字を区別しません。
-s 複数の空白行の表示を1行だけにします。
-S 画面のサイズよりも長い行については、折り返さないで、表示できない部分は省略します。
-u バックスペースやタブを制御文字として取り扱います。
-P パターン パターン検索をし、その場所から表示を開始します。
-x N タブストップを指定します。デフォルトは8です。
-y 行数 一度に表示する行数を指定します。
ファイル 表示するファイルを指定します。

表示中に行える操作
※コマンドの前に数字「N」を入力して任意の値を指定できます。
f , SPACE 1画面 (N画面) 進みます。
b 1画面 (N画面) 戻ります。
e , j 1行 (N行) 進めます。
g , < ファイルの1行目 (N行目) を表示します。
G , > ファイルの最終行 (N行目) を表示します。
/パターン 末尾方向にパターンを検索して、その場所に移動します。
?パターン 先頭方向にパターンを検索して、その場所に移動します。
q 「less」コマンドを終了します。


コマンドの使用例

$ less -y 20 file1 「file1」を20行ごとに区切って表示します。
$ ls -l | less lsの出力を1画面ごとに表示します。


関連するコマンド

cat more    

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