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ln ファイルやディレクトリにリンクを設定


コマンドの機能

ファイルやディレクトリにリンクを設定します。デフォルトではハード・リンクが作成されます。
リンクには2種類あります。ハード・リンクでは、リンク元と同サイズのファイルが作成されます。元ファイルが削除された場合でも、リンクは残ることになります。シンボリック・リンクは、リンク先へのショートカットファイルで、通常はこちらが使われます。

コマンドの書式([]は省略可)

ln [-bdfinsv] リンク元 リンク先

コマンドのオプション

-b 上書きされるファイルのバックアップを作成します。
-d ディレクトリのハード・リンクを作ります。管理者権限が必要です。
-f 同名ファイルがあれば確認なしで上書きします。
-i 上書きされるファイルがあれば、その可否を確認します。
-n シンボリック・リンクを普通のファイルと見なします。
-s シンボリック・リンクを作成します。
-v 経過を表示します。
リンク元 リンク元のファイルまたはディレクトリを指定します。リンク先がディレクトリであれば、複数のファイルを指定することができます。
リンク先 リンクするファイル名を指定します。ハード・リンクを作る際には、存在するディレクトリでなければなりません。


コマンドの使用例

$ ln -s /htdocs/index.html TOP 「/htdocs/index.html」に「TOP」という名前のシンボリック・リンクを作成します。


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