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cut 文字列を切り出す


コマンドの機能

テキストファイルの各行から指定した部分の文字列を切り出して表示します。

コマンドの書式([]は省略可)

cut [-bcf位置] [-d 文字] ファイル

コマンドのオプション

[-b位置] バイト単位で切り出します。バイト位置を下記のように指定します。
  -b5  : 5バイト目
  -b1,3 : 1バイト目と3バイト目
  -b2-5 : 2〜5バイト目
  -b-3 : 先頭から3バイト
  -b5- : 5バイト目以降
[-c位置] 文字数単位で切り出します。文字位置を下記のように指定します。
  -c5  : 5文字目
  -c1,3 : 1文字目と3文字目
  -c2-5 : 2〜5文字目
  -c-3 : 先頭から3文字
  -c5- : 5文字目以降
[-f位置] フィールド単位で切り出します。フィールド位置を下記のように指定します。
  -f5  : 5番目のフィールド
  -f1,3 : 1番目と3番目のフィールド
  -f2-5 : 2〜5番目のフィールド
  -f-3 : 先頭(1番目)から3番目のフィールド
  -f5- : 5番目以降のフィールド
[-d 文字] フィールドの区切り文字を指定します。デフォルトのフィールド区切り文字は「TAB」です。
ファイル 切り出す対象となるファイルを指定します。


コマンドの使用例

$ cut -c-10 file1 「file1」の先頭から10文字切り出して表示します。
$ cut -f2,4 file1 「file1」の2番目と4番目のフィールドを表示します。


関連するコマンド

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