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chmod ファイルやディレクトリのパーミッションを変更


コマンドの機能

ファイルやディレクトリのパーミッションを変更します。パーミッションは「記号」または「数値」で指定します。変更を行えるのは、そのファイルの所有者または管理者だけです。

コマンドの書式([]は省略可)

chmod [-cfvR] モード ファイル

コマンドのオプション

-c パーミッションが変更されたファイルのみ詳細に表示します。
-f パーミッションを変更できなかった場合にもエラーメッセージを表示しません。
-v 経過を表示します。
-R ディレクトリとその中のファイルを再帰的に変更します。
モード パーミッションを指定します。詳細については下表を参照。
ファイル 変更するファイルを指定します。

記号表 「ユーザー」「演算子」「権限」の順に以下の構成要素を組み合わせます。
<ユーザー>
u 所有者
g グループ
o その他
a 全ユーザー
<演算子>
+ 権限を追加
- 権限を削除
= 権限を変更
<権限>
r 読み込み権限
w 書き込み権限
x 実行権限

数値表 「所有者」「所属グループ」「その他ユーザー」の順に3つの数値で指定
パーミッション 8進数
rwx 7
rw- 6
r-x 5
r-- 4
-wx 3
-w- 2
--x 1
--- 0

コマンドの使用例

$ chmod +x *.sh 拡張子「.sh」のファイルすべてに実行権限を付加します。
$ chmod 764 file1 「file1」のパーミッションを「764」に変更します。
$ ls -l file1
-rwxrw-r--    1  usr01   grp01   Dec  2 04:36 file1


関連するコマンド

chgrp chown mkdir  

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