1.一旦電源ボタンで電源を切り 2.ACケーブルをコンセントから抜いて数分おいて 3.ACケーブルをコンセントに挿し電源ボタンで電源を入れて、 【印字ヘッドが何回か往復したあと】に、 「プリンターエラーが発生しました。(以下略)」となる場合であれば、 PX-1700Fの経年を考えると、エンコーダーに付着した紙粉や皮脂などの汚れにより、 「ヘッド位置が初期化できていない」ためのエラーである可能性が高いと思われます。 エンコーダーというのは、左右に往復運動する印字ヘッドの動作基準点を示す部品で、 電源投入時に、このエンコーダーから、ヘッドの位置を把握して補正するのですが、 汚れの付着などでこの読み取りが出来ないと、エラーになることがあります。 たとえばエラー発生前の最後の利用の時に、紙詰まりなどで プリンタ内部に手を入れた作業が発生していませんか? そのときに、後述するエンコーダーに触れるなどして皮脂が付いたり、 永年の利用で紙から出た粉が付着するなどして、 目視して汚れが確認出来るようなレベルであれば、 エンコーダーを読めなくなっている可能性があります。 上記が思い当たる、と言うことであれば、 下記手順でエンコーダーを慎重に清掃してみることをおすすめします。 用意する物 ・不織布など毛羽立ちが可能な限り起きない素材のウェス(あるいは質の良い綿棒。) ※ティッシュなどは厳禁 ・住居用等の中性洗剤を水でごく薄く薄めたもの ・懐中電灯などプリンタ内部の視認補助のための小型の照明 プリンタの電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜いて、 取説一覧 https://www.epson.jp/support/portal/used/px-1700f.htm#Manual ↓ 操作ガイド 59ページ「詰まった用紙の取り除き-プリンター内部」 https://www2.epson.jp/support/pcm/printer/manual/4123608_00.PDF の、 「半透明の部品には触らない」の半透明のリボン状の部品がエンコーダーです。 照明で表面を良く照らして、汚れている箇所があれば、 ウェス(ないし)綿棒にごく薄くした中性洗剤水を付けて絞り、 慎重にぬぐって、清掃をしてみてください。 決して内部に垂らさないように、他の部品に触らないように。 拭き痕を残さないようにして清掃したら、そのまま十分に乾燥させてから、 電源を入れてみて、復旧するかを確認してみてください。 それでもダメなら、修理を検討された方が良いかと思います。 PX-1700Fの修理情報 https://www.epson.jp/support/portal/hoshu/px-1700f.htm FAXを使っていないか、代替があれば、梱包不要で、かつ、 往復の宅配便費用が込みになった1500円のドアtoドアサービスが良いでしょう。