セキュリティ的に気をつけるところはいろいろありますが、自分的には以下の点に気をつけています。 1.スーパーユーザー(root)でのログインを禁止する。 2.空パスワードでのログインを禁止する。 3.スーパーユーザーにスイッチできるユーザを限定する。 3.は SSH の設定ではないですが、何人かで利用する場合などにも有効なのでオススメです。 まずは、もし一般ユーザをインストール時に作成していない場合は、FreeBSD は Linux のように useradd コマンドが無いので、対話式の adduser コマンドを使ってユーザを作成します。 また、スーパーユーザーにスイッチできるユーザについては、wheel グループへの追加を指定します。 このグループに対して許可を設定する事で、制限をかける事ができる訳です。 + ユーザ登録コマンド # adduser Username: <追加したいユーザ名> Full name: <自分の名前(ニックネーム)などを適当に入力 : 空欄可> Uid (Leave empty for default): <指定がなければそのまま Enter で> Login group [user01]: <指定がなければそのまま Enter で> Login group is user01. Invite user01 into other groups? []: wheel (<-wheel グループに登録する場合) Login class [default]: <指定がなければそのまま Enter で> Shell (sh csh tcsh bash rbash git-shell nologin) [sh]: tcsh (指定がなければ、FreeBSD の 標準 SHELL である tcsh を指定しておく) Home directory [/home/user01]: <指定がなければそのまま Enter で> Home directory permissions (Leave empty for default): <指定がなければそのまま Enter で> Use password-based authentication? [yes]: <指定がなければそのまま Enter で> Use an empty password? (yes/no) [no]: <指定がなければそのまま Enter で> Use a random password? (yes/no) [no]: <パスワードを自分で設定する場合はそのまま Enter、ランダムに生成してもらう場合は yes を入力して Enter> Enter password: <設定したいパスワードを入力> Enter password again: <上で入力したパスワードを再入力> Lock out the account after creation? [no]: <作成後の Lock の指定がなければそのまま Enter で> Username : <追加したいユーザ名> Password : ***** Full Name : Uid : <自動採番> Class : Groups : user01 wheel (<- wheel グループを指定した場合) Home : /home/<追加したいユーザ名> Home Mode : Shell : /bin/tcsh Locked : no OK? (yes/no): yes <設定に間違いがなければ yes を入力して Enter> adduser: INFO: Successfully added (<追加したいユーザ名>) to the user database. ※ Successfully が出ることを確認する。 ※ Add another user? (yes/no): no <別のユーザを追加しない場合は no を入力して Enter> + ユーザが登録されたことを確認 # cat /etc/passwd | grep <追加したユーザ名> (表示例) <追加したユーザ名>:*:::User &:/home/<追加したユーザ名>:/bin/tcsh # cat /etc/group | grep <追加したユーザ名> (表示例) wheel:*:0:root,<追加したユーザ名> <追加したユーザ名>:*:: また、セキュリティの観点からパスワードは少なくとも 8 文字以上の英数記号混在のものをお勧めします。 これを決めるのがまた難しいんですけどね。。。